先日、家族がお隣さんに「鳥を飼いだしたんだね～」と言われたそうです。

えーっと。飼ってますけど。飼ってるんですけども。３年以上前から。

それを、なぜ今ごろ？？と思ったら、考えてみれば、ななちゃんがいるときは、はなちゃんはあまり大声では鳴かなかったんですよね。ななちゃんに先立たれてから、家族に相手にしてもらえないときなんかに癇癪をおこして鳴き叫ぶんです。
これまでお隣さんに鳥さんの鳴き声が聞こえなかったのはオカメの声がおとなしいからじゃありません。単に田舎は敷地が広いからです。うちの建物の端っことお隣の建物の端っこは多分、15メートルくらいあります。都会だったら家が二軒建ってますね…。このくらいの距離がないと♂オカメはきついかも。はなちゃんも、仲間がいればたぶん、落ち着くので、やっぱり新しい子をお迎えしたほうがいいのかな。

ななちゃんがお星様になってからはなちゃんひとりになってしまったわけですが、ゆるやかにはなちゃんの気性が変わりつつあります。
ななちゃんは自分が可愛がられていることを微塵も疑っていないようなところがあって、とにかくまっすぐな子でしたが、はなちゃんは成鳥になってからウチに来て、その時すでにウチには可愛がられていたななちゃんがいたためか、僻み根性というかなんというか、まあ、そんなところがありました。ななちゃんは自分が可愛がられていることに疑問を持っていないから、私がはなちゃんを相手しても怒らないし、気にもしない。でも、はなちゃんは私がななちゃんの相手をすると「はなちゃんが可愛がってもらうの！ななはあっちいけ！！」と言う感じで、ななちゃんをドツキに来ておりました。そのくせ、甘えるのが下手という困った子でしたが、最近では甘えて来るようになりました。愛情を独占できるようになったことでココロの余裕ができたんでしょうかね。何だか複雑な気分です。

放鳥中、「おばあちゃん（私の母）子」のはなちゃん（♂）は「おばあちゃん」の膝の上で毛繕いをしたりウトウトしたり「はなちゃん」とおしゃべりしたり…と、とにかく「おばあちゃん」のそばから離れません。
かたや、好奇心旺盛のななちゃん（♀）は、基本、私のそばをうろうろしているのですが「おばあちゃん」のところに行ってみたりもします。そうしましたら、はなちゃん（♂）がスゴイ剣幕でななちゃん（♀）を追い払ってしまいます。
「ここは、はなちゃんのとこ！！ななはあっちいけ！！」と言わんばかりに…。
いざとなったら強いのに、大らかな気質のななちゃん（♀）は、「はいはい。わかったわよ」といった感じで、ささーっとその場を立ち去るのですが、それを見ていた「おばあちゃん」が「お利口さんやねぇ…」と褒めましたら、はなちゃん（♂）が、「ピィ♪」と返事をしたので、「あんた（のこと）じゃないとよ！！」と怒られてました。なんつーか、絶好のタイミングで笑ったわ。